中国銀行の定期解約に必要なものと資金の出金方法
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最近8年間で最高の人民元金利、史上最高水準の円高ドル安から5年。好機を掴んだ定期預金が満期を迎え、投資家たちはエグジットのために毎週のように中国を訪れている。中国銀行の定期預金解約手続きに必要なものは以下のとおり。
1.口座開設当時のパスポート
2.定期預金通帳
3.定期預金のパスワード
4.ATMカード
5.ATMのパスワード
もちろんすべて持っているのが一番だ。だが3年も5年も前のこと、何かが足りないという人も少なくない。これらの中でも絶対に外せないもの、無いと結構面倒なもの、なくてもそれほど困らないものがある。
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まず絶対に外せないものはパスポート。外国を訪問しておこなう手続きをすることになるのでパスポート持っていないということはありえないが、ここで必要なので中国銀行を開設した当時のものである。日本の場合はパスポートを切り替えるとパスポートNo.が変わってしまうので、その場合は口座開設時に使った古いパスポートも忘れずに持って行かなければならない。
次に重要なのが定期預金のパスワードだ。このパスワードは定期預金を組んたときに窓口に備え付けのテンキーを使って自分で登録した6桁のものである。パスワードを忘れると再設定の手続きを採らなければならない。この再発行の方法が預金額によって違うのだ。
定期預金額が50,000元以下の場合は即日で再設定できるが、50,000元以上の場合はパスワードの紛失届を出して1週間後に支店を訪れて再設定をすることになる。もちろん本人が行かなければならない。ところがこれには別の解決方法がある。インターネットバンキングのログインを情報を憶えていればそちらを通して定期の解約ができるのだ。
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中国銀行は4年ほど前にインターネットバンキングの大幅なシステム変更をおこなった。そのためそれ以前に口座開設をした人の多くがログインできない状態になっている。だが支店を訪問すればインターネットバンキングの再設定が可能であり、そのあとであればオンラインで定期預金の解約ができるのだ。定期預金通帳がない場合は実はそれほどの問題ではない。開設当時のパスポートがあればそこからデータを引いて手続きが可能だからだ。
ATMカードとそのパスワードがない場合はどうか?ATMカード自体がない場合は再発行手続きをおこない、1週間後に本人が支店に取りに行かなければならないのでこれは厄介だ。だがATMカードがなくてもパスワードがあれば普通預金口座内の資金は窓口でも出金可能である。ATMカードがあってATMのパスワードを忘れているとして、普通預金口座の残額が50,000元以下の場合は即日で再設定可能、残額50,000元以上の場合は紛失届けを出して1週間後に本人が支店を訪ねて再設定をすることになる。
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中国銀行の定期預金を解約して資金を中国から持ち出すときにも様々な制限がある。
まず中国国内から海外への人民元の送金はできない。なので資金を中国から日本へ引き揚げるにはハンドキャリーで持ち出すか、あるいは一旦普通預金に振り替えておいて日本にある「UnionPay(銀聯)」加盟のATMから引き出すという方法になる。
ハンドキャリーで人民元を中国外に持ち出す場合は1人あたり1日20,000元までという規則があるので原則その範囲で持ち出し、残額を普通預金に残して日本国内のATMで引き出すのが一般的だ。
中国銀行の普通預金内の資金を海外のATMで引き出す場合は10,000元/日相当まで、100,000元/年相当までという上限がある。
100,000元以上をATMから引き出したい場合は翌年以降に持ち越すことになるがやはり別の方法がある。
ATMカードをデビットカードとして買い物に使うことである。中国銀行のATMカードは「UnionPay(銀聯)」の決済システムを導入している店舗でデビットカードとして使用可能。
そしてその金額には原則として上限はない。
UnionPay(銀聯)の加盟店で日常生活に必要なものを買うことにより中国内の資金を日本国内の消費に変えるのだ。
「うん?」と何か思い当たっただろうか?そう。中国人旅行客がやっている「爆買い」の決済と同じことを中国内に預金を持っている自分がやるのである。
記事引用元:http://ameblo.jp/borderless-investment/entry-12265247177.html
2017年04月13日
玉利将彦
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