華強北の電気街 前編
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香港華南地区問屋街リポート 第1回
~深センの秋葉原、華強北の電気街への行き方~
「ピャオピャオピャオピャオ!」
これは猫や鳥の鳴き声ではありません。深セン市の華強北の電気街では人がこのように話しています。深セン地下鉄1号線(羅宝線)の華強路駅を降り、地下鉄の出口を出るまでの間に複数の人からこのような声を掛けられます。
「ピャオ」というのは中国語で「票(piao4)」のことで、「ファーピャオ」=「発票(fa1 piao4)」の略です。発票は中国での正式な会社の領収書のことです。
会社で経費精算をするためには発票がなければなりませんが、多くの小売店、特に個人店では発票を発行せず、手書きの領収書である「ショウジュ」=「收据(shou1 ju4)」しか発行しないお店が多いため、このような発票の代行を生業としている人が少なからず存在します。
華強北は電気街として、地元深センの人達に広く知れ渡っているだけでなく、世界中からバイヤーが買い付けに来ており、世界的にもそこそこ名前が通っているといえます。実際に街を歩くと、展示会場ほどではありませんが、外国人の姿もちらほら見かけます。
電気街までの行き方
地下鉄の最寄り駅は、地下鉄1号線(羅宝線)の華強路駅と地下鉄2号線(蛇口線)の華強北駅です。逆にいえば、南の華強路駅から北の華強北駅までの間が電気街といえます。
1.華強路駅からの行き方
華強路駅から行く場合は、A出口から地上に出るのが便利です。
この通路を真っ直ぐ進むとエスカレーターがありますが、そちらへは行かず、手前のT字路を右に曲がります。
右に曲がった後、左手に食べ物屋が数件ありますが、そこを通り過ぎるとA出口です。
A出口を出たこの辺りが一番の「ピャオピャオ」スポットです。
さらに真っ直ぐに進むと現在地下鉄の工事中ですが、華強北のメインストリートに出ます。
2.華強北駅からの行き方
こちらも同じくA出口から行くのが便利です。
A出口への通路へ進むと小さなエスカレーターがあります。
さらに進むと、こちらにもポケスポットならぬ「ピャオピャオ」スポットあります。
ちなみに、一応価格を聞いたところ、1,000元分なら80元、10,000元分なら600元払えば発票を発行するとの答えが返ってきました。もちろん、オススメはしませんが。。。
左手のエスカレーターから地上に出ると華強北駅のA出口です。
A出口を出ると道路を挟んだ右手側に招商銀行があります。左手側はスターバックスです。スターバックスは華強広場酒店(HUAQIANG PLAZA HOTEL)というホテルの1Fでもあります。
このHUAQIANG PLAZA HOTELは、ネットの予約サイトを見ると、3つ星の金額で宿泊できる5つ星ホテルであるとうたっています。各フロアーも比較的キレイですので、外国人向けのホテルであると思います。
いずれにせよ、電気街のメインストリートに面していますので、日本から仕入で来られる方は一度活用されてはいかがでしょうか?
今回は華強北への行き方についてご案内しましたが、次回は電気街についてもう少し掘り下げてご説明します。
問屋街オタク
鈴木陽介
ビジネスハブ香港編集長:http://businesshub.hk/category/suzukyblog/
(アイデアポート・トレーディング代表:www.ideaport.com.hk)
※本記事の写真はすべてリポーターが撮影した写真です。本記事の目的は問屋街の存在を周知することであり、内容の真偽に関しては責任を負いかねます。本記事が提供する情報につきましては、読者自身のご判断によりご活用ください。
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