みなさんは無理に新しいことに取り組んでいませんか?
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読書オタクが語る日本図書シリーズ 第129回
~『バカとつき合うな』(堀江貴文・西野亮廣著)を読んで学んだこと~
サービスはあくまでもお客様目線で。
お金をいただいている以上はプロであり、プロである以上、いただいたお金以上のメリットを相手に与えるべきだと思います。
とはいえ、誰でも失敗することはあります。プロでも同じです。
一方で、プロなら失敗を減らすべく努力をすべきですが、失敗する原因はさまざまです。
本引用箇所には、その原因の一つが的確に書かれていますので、以下に引用します。
画像引用元:https://pixabay.com/ja/illustrations/猫-おかしい-間抜けな顔-動物-2483826/
【この本のポイント!】
新しさばかり追求するバカ
アマチュアとプロ。このふたつって、なにが違うんでしょうか?(中略)
経験なくやっているという意味では、ぼくの活動を全部アマチュアだと言う人もいるかもしれません。
ところで、この時代、プロだからいい、プロの作るものがアマチュアの作るものより優れているとはかぎりません。さっきの、にわか話に通じますが、いわゆるプロとして、それを専業で長くやっているゆえの弱点が出ることがある。(中略)
経験値はたしかに高いんだけど、実は本人は、作ることに飽き飽きしているということもありえる。(中略)
ちょっとでも気を抜くと、なにか新しいことをしようとしてしまう自分がいる。そのときの「新しい」は、自分の中で新しいだけの話で、世間が求めていることとはめちゃくちゃずれていたりする。新鮮味に引っ張られてしまう自分との戦いが必要でした。(中略)
飽きを理由に、先鋭化してしまうのは三流。一方、秋元さんは、アマチュア力を意識的に残している。それがプロですね。
『バカとつき合うな』P110~P114
画像引用元: https://pixabay.com/ja/photos/猫-ネコ-おかしい-トム-1496059/
ちなみに、このページの冒頭には、挿絵ですが、漫画家がマンガづくりに飽きてしまったので、代わりにロボットをつくってきて、そんなの誰も求めていない。と、ツッコまれています。
これは非常に難しい問題ですね。
同じ事を繰り返していると飽きてきますし、かといって、突拍子なことをすれば、自分だけの被害で済めばいいのですが、たいていの場合は他人に迷惑をかけてしまいます。
だからと言って、新しいことにまったくチャレンジしないと成長が止まってしまい、これはこれで関わってくれている人に迷惑をかけてしまいます。
最近よく思うのですが、物事は、6:3:1ぐらいの割合でやるべきだと思います。
最初の6は、60%の意味で、つまり、6割は今までと同じことを同じレベルを保ってやるということです。ビジネスでいえば、6割は確実に得られる短期的な利益を求めるべきだということです。
次の30%は中期的な目標で、半年や一年かけて達成できるような、少し先を見据えた行動をすることです。これ自体は直ぐに利益に結び付きませんが、これをやることでヒトやモノに投資することができます。
最後の10%は長期的名ことで、恐らくここでいう新しいことであり、今までまったくやったことのないことにチャレンジします。これによって自分にどんなメリットがあるかはわかりませんが、とにかくやりたいからやるというレベルのことです。目先の仕事とはほぼ関係ないことである場合が多いです。
やや話がそれましたが、他人にあまり迷惑をかけないレベルで、もっと言えば、一人や少人数で勝手に新しいことに取り組むべきであり、その結果として、他からその新しいことを頼まれた。というのであればいいのですが、そうでなければ、基本は短期的に取り組んでいることをお客様に提供すべきで、取引先なら中期的な目標を共有すべきであって、長期的な海とも山ともわからないようなものをお客様に提供すべきではないと思います。
本引用箇所を読んで、私はこのように感じました。
一介の読書オタクより
画像引用元:https://www.amazon.co.jp/dp/4198647054?aaxitk=k0gp7sVRdkcjIcd.W.wEpw&pd_rd_i=4198647054&pf_rd_p=7466f03c-4b4f-4477-9bd1-f22ef307e56d&hsa_cr_id=1022953610803&sb-ci-n=asinImage&sb-ci-v=https%3A%2F%2Fimages-na.ssl-images-amazon.com%2Fimages%2FI%2F71WFG%2BMvW7L.jpg&sb-ci-a=4198647054
参考図書:『バカとつき合うな』
発行年月:2018年10月
著者:堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
著者:西野亮廣(にしの・あきひろ)
発行所:徳間書店
※本記事の写真はすべてイメージです。本記事は参考図書の一部を引用したうえで、個人的な感想を述べているに過ぎません。参考図書の実際の内容は、読者ご自身によりご確認ください。
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