アリペイ

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アリペイ(Alipay)あるいは支付宝(中国名:しふほう)とは、アリババ・グループのQRコードを使った非接触型決済サービスである。運営はグループ子会社のアント・フィナンシャルが行っている。

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2004年12月、アリペイは中国にてサービスを開始し、2014年10月16日にアント・フィナンシャルサービスにリブランドされた。注目されるのは、アリペイは越境決済で人民元建ての直接決済を実現したことだ。日本では、2017年1月24日よりローソンでサービスを開始した。アリババは、スマホ決済アプリアリペイと同じサービスを18年春にも日本で展開することを明らかにしており、アリババ傘下の金融会社・アントファイナンシャルジャパン(東京・千代田)の岡玄樹社長は、「現金に偏る日本の決済文化を変えたい」と意気込んでいる。アリペイとWechatペイなどのモバイル決済サービスの影響を受け、日本のコンビニ大手・ローソンは2018年4月23日から、スマホに専用アプリをダウンロードして、商品のバーコードをスキャンすれば店内のどこでもセルフ決済が可能になるサービス「ローソンスマホペイ」の実証実験を始めた。対象は東京都内の3店舗だ。ただ、日本では現金を使う人が依然として多く、この決済方法がどの程度、人手不足の解消につながるかなどはまだ未知数だ。

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日本の大手コンビニ・ローソンは昨年1月から、全国の店舗で支付宝を利用できるようにした。また、今年2月1日から、日本の小売業最大手・イオングループも、傘下の320店舗で微信支付(WeChatペイ)やアリペイが利用できるようにした。その他、日本の企業はローカライズしたQRコードシステムの開発にも取り組んでいる。例えば、日本の最大手移動体通信事業者のNTTドコモは、QRコードを使って決済できる新サービス「d払い」を4 月に開始する。また、三菱東京UFJ・三井住友・みずほの三大銀行も「QRコード決済」の導入に向け、統一規格づくりに乗り出しており、統一「QRコード」の19年実用化を目指している。日本経済新聞は、キャッシュレス社会の実現が加速すると同時に、銀行の業務効率向上にもつながると分析している。

 

張鴻浩

 

記事参考サイト:http://j.people.com.cn/n3/2018/0503/c94476-9456082.html
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/Alipay
http://j.people.com.cn/n3/2017/0906/c94476-9265237.html

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