大陸に住む日本人の知らない世界「香港ラーメン」(3)

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(前回よりつづく)

さて、醤油系ラーメンでは、前述の「鳥華」以外にも、佐敦のラーメンチャンピョン館内の旭川ラーメン、キンバリーロードの「AGURA」、そして油麻地の「YOKOZUNA(横綱)」、以前、加拿分道にあった「東京築地ラーメン」(現在店を確認できません)。

何軒かあるものの、純正醤油としたら旭川ラーメンでしょうか。なかかダシの効いた醤油味は見つかりません。食文化の違いから来るものだと思います。ただ魅力的な店としては「YOKOZUNA」で値段が50HKD程度で店内は熱気を感じるほどの威勢の良さはどことなく日本を感じられます。味も満足できるかと。

 

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AGURA 東京醤油ラーメン

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毘沙門零の旭川ラーメン

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この日三軒目の「YOKOZUNA」

 

次に味噌味ですが、初めて香港の味噌ラーメンを食べようとしている方には、少し店の名前を覚えるのに一苦労かと思います。

「元祖北海道ラーメン札幌」「北海道毘沙門」「函館元祖北海道ラーメン」「札幌らーめん みそNo1」という具合に元祖、札幌、北海道という名前が前後について味と店名が浮かんで来ない場合があります。

それだったら「DOMON札幌ラーメン」とか「山頭火」なんかは印象に残りやすいと思うんですが、皆さんどう思われますか。ところで最近灣仔に行って美味しい店を見つけて来たところです。

その名は「炙り味噌ラーメン 麺屋真武咲弥(しんぶさきや)」これまた難読な店名でしたが、最後の一滴まで飲み干して来たところです。
日本人に合う、コクのある味噌、これはたぶん炙った味噌の力ではないかと。ただ個人的には太麺でしたので、この味でこの麺なのか、と違和感を覚えたのですが麺の旨みとスープの旨さがありますので、お薦めいたします。

ここで女将から地元のオーナーからはもっと香港人に合う味にしないと、と要求されていると言う話伺いました。
個人的にはこの味で通してもらいたいと思いつつも、こればかりはどうしようもないことで、他の店でも地元の人に合わせた味付けになっているんでしょうね。

 

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炙り味噌ラーメン

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麺屋真武咲弥

 

さて、残るは塩味ですが、残念ながらまだ食しておりません。ある程度、想像はついているのですがまだまだ先になります。

また、今ブームになっている「つけ麺」については麺のコシに対しての考え方や思い入れが強く、とてもこの場でお話しするようなことではないので割愛させていただきます。

そこで最後に今までの味とは全く別な味「ちゃんぽん」をご紹介します。

 

サラリー麺

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