香港のトレイル紹介① 上

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西狗牙→鳳凰山→伯公坳(山頂から雲海を望む!?)

 

香港には気軽にアクセスできるトレイルコースがたくさんあります。代表的な4大トレイルコースの香港トレイル、マクリホーストレイル、ランタオトレイル、ウイルソントレイルなどは、とても良く整備されていて多くのハイカーで週末は賑わっています。今回ご紹介するのは、登りのアプローチではこれらコースから少し外れますが、下りはランタオトレイルをランタオピークから逆走して伯公坳まで向かう行程で、先日、実際に歩いたコースです。当日は日本に帰任する友人を含め3人で行きました。

当日の天気はうす曇り。気温は22度の天候で熱くも寒くもない12月初旬の土曜日。
MTR東涌駅から大澳行き9時20分のバスに乗る。土曜日いう事もあり乗客が多く1台のバスには乗り切れずに増便になる。2台目のバスに乗り込み、長沙海岸を超えた石壁水塘の手前でバスを降りる。来た道を少し引き返しながら左手のバーベキューサイトを石壁郊游径に入り、いきなり階段となった坂道を登る。暫くいくとフラットな快適な土道となり、このままこの道を進めば昴坪に抜けるルートだ。しかし今日の目的ルート西狗牙は、少し際どい尾根伝いを登る事になる。近づくにつれて際立った坂道をよじ登る人たちのすがたが下からも見えて、登り口にたどり着くまでの道は正直少し気が引けた。登り口には正式な案内板はなく、注意しないと通り抜けてしまうような処でいきなり急ながれ場を登る。

 

 

登るルートが岩にペンキで印されているので迷わずルートを取れるが、このマークがないと少々登りつらい。又、雨で岩が濡れた状態の時、ここを下るルートもあまりお勧めしない。そうかと言ってアスリートや本格的な山登りの人たちだけが登るルートでもなく、女性が混じった普通の香港人学生グループや、年配者のグループもいて結構な数の人たちがチャレンジしている。その先、1~2か所で岩を回り込むような場所があったり、尾根線が細くなる処もあり気は抜けない。高い処が苦手で心配性な人は腰が引けるが、景色は素晴らしく、尾根を登る爽快感はあまり香港では味わえないコースである。私はというと、すぐ四つん這いになりながらもギリギリ楽しめるコースだった。

 

 

川島肇

FREMONT BUSINESS SOLUTION (HK) LTD.
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