中国の結婚式①

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ここ数年、「独身貴族」と呼ばれる不婚者が段々多くなりました。そうは言っても、結婚は、人生三大事の一つとして、若者達にとっていずれ考えなければならないことです。最近、私の周りにいよいよ結婚相手を決めて、婚姻の殿堂に入る友達が増えてきていますので、何回も結婚式に参加しました。中国に滞在する日本人の皆様も、いつか中国人友達の結婚式に招待されるかもしれません。その場合の気まずさや不慣れさを解消するために、ある程度の中国の結婚式、習慣に関する知識を把握した方がいいではありませんか。それでは、中国の結婚式を簡単に紹介させていただきます。

日本には和風結婚式と洋風結婚式があるように、中国の結婚式も二種類あります。一つは伝統的な結婚式で、もう一つは洋風結婚式です。近年、伝統的な結婚式が段々少なくなり、洋風結婚式が主流になっています。私が参加した結婚式も、ほとんど洋風でした。

洋風結婚式の流れは、基本的に日本の洋風結婚式と同じですが、伝統結婚式の影響を受けて中国特有の習慣もあります。今年1月に行われた友人の結婚式の写真を参考に、結婚式当日の流れを簡単に説明しましょう。

 

一、まずは朝、新郎は新婦の実家に行って、「迎親(インチン)」を行って、新婦を迎えます。

爆竹を鳴らした後、新郎が扉の前に辿りつきました。けれどその時は、簡単に入れられるわけではなく、扉をきちんと閉鎖してあえて邪魔をすることが重要です。新婦の親戚と女性友達が扉の内側に集まって、新郎にいくつかの難問を投げかける。全問正解できた後、また現金入れの「紅包(ホンパオ)」を扉の隙間から入れる必要があります。

 

この扉の向こうは、緊張している新郎さん。

 

二、ようやく新婦の部屋に入った後、新郎がプロポーズと忠誠を誓う言葉を捧げます。プロポーズが成功したら、結婚指輪を交換しています。

その後、隠された新婦の靴を探すコーナーもあります。(今回の靴はクローゼットの上に隠されていました)

 

ベッドの上に座りながら新婦がプロポーズを受けました。

 

三、新婦の両親へ挨拶して、来場の皆さんと一緒に縁起のいいデザートを食べます。

その後は新郎の実家に移動して、新郎のご両親に挨拶するのが一般的なの流れです。

 

新婦ご両親への挨拶。

 

②に続く

 

劉セイラン

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