中国の通訳者の資格について
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中国で通訳者になるにはどんな資格を取らなくてはいけないのかという問題についてネットで調べてみましたが、はっきりとした答えは出てきませんでした。英語の場合、資格がなくても実力や経験があればだれでも通訳者として働くことができるらしいです。通訳の資格というより、英語8級の資格のほうが重視されているみたいです。
とはいえ、中国でもちゃんとした翻訳資格の試験があります。現在中国にある国家レベルの翻訳資格の試験は二種類あります。一つは教育部と北京外国外貿大学が連携して行った「全国外国語翻訳資格試験」という試験で、もう一つは人事部が主催した「翻訳資格試験」という試験です。
一つ目の試験である「全国外国語翻訳資格試験」は全称「National Accreditation Examinations for Translators and Interpreters 」で、すべての人に向ける試験ですが、今は英語しかありません。この試験は通訳と翻訳と二つに分かれていて、それぞれに初級、中級と上級の三つの資格が含まれています。初級を取った人は簡単な書類を翻訳したり、会談を通訳したりするレベルです。英語を専攻する学生や英語6級を取った人は初級の試験に受験できます。中級を取った人は通訳の質が高くて、多くの通訳ができます。英語を専攻した大卒、あるいは同じレベルを持っている人は中級の試験に受験できます。上級と取った人は通訳や翻訳の経験があって、すべての仕事ができます。通訳や翻訳の経験者が上級の試験に受験できます。
二つ目の試験である「翻訳資格試験」は全称「China Aptitude Test for Translators and Interpreters」で、国内で最も権威のある資格試験です。英語、日本語、ドイツ後などの試験があって、社会全体に向ける試験です。一級、二級、三級と三つのレベルがありますが、一級が一番上です。
中国は資格がなくても通訳の仕事ができますが、会議や案内など複雑な仕事なら資格を持っていた方が有利だと思います。
画像引用元:https://baike.baidu.com/pic/%E7%BF%BB%E8%AF%91%E8%B5%84%E6%A0%BC%E8%80%83%E8%AF%95/7983403/0/cc11728b4710b9121e582b71c9fdfc03934522a0?fr=lemma&ct=single#aid=0&pic=cc11728b4710b9121e582b71c9fdfc03934522a0
資料引用元:https://baike.baidu.com/item/%E7%BF%BB%E8%AF%91%E8%B5%84%E6%A0%BC%E8%80%83%E8%AF%95/7983403?fr=aladdin
筆者:孔德珩
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