ビジネスハブ香港について

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「ハブとしての香港、これをキーワードに、最近少し元気がない香港に恩返ししたい。だから、鈴木さんにもぜひ協力してもらいたい。」

 

去る6月下旬、香港在住20年を超える日本人社長からこのように声を掛けていただきました。なんでも、私の役割は編集長とのこと。新しく雑誌でも始めるのかなと思っていたところ、新たにウェブサイトを立ち上げ、毎日一記事をアップしたいとのこと。そして、香港及び深センや広州などの中国華南地区のビジネス情報を中心に、その他の中国や東南アジアのビジネス情報も盛り込み、さらに、ビジネスだけにとどまらず、生活や旅行などのプライベートな情報も盛り込んだ一大情報サイトにしたいとのことでした。

これを聞いて正直愕然としました。なぜなら、第一に、ビジネスハブ香港のコンセプトとは異なりますが、もともと、私も中国、香港、日本をキーワードとしたプラットフォームの構築を模索していたこと、第二に、つい最近知り合いに頼まれて、期間限定ではあるものの自分で記事を書いていたからです。つまり、単純になぜ自分には思いつくことができなかったのかという悔しさがありました。サイトと記事という思考と実践のベースがあったにもかかわらず、自分にはここまで落とし込むことができなかったからです。

ただ、雷に打たれたような衝撃を受けた本当の理由は、別にありました。実は、この日の前日に仕事上で大きな決断をしており、また一から出直しだなというサバサバした気持ちの中で挑んだ打ち合わせでした。相手の社長さんからすれば、当然、私に話す内容は事前に決めてあったでしょうし、私の前日の決断など知る由もありません。巷の本に、何かを得るためには何かを捨てろ、捨てる神あれば拾う神あり(この場合、捨てたのは私の方ですが。。。)と書かれていますが、正にそれがこの日、目の前で起こったのです。

いずれにせよ、編集長を任せてくれるというのは大変光栄であり、素直に嬉しかった半面、内心穏やかではありませんでした。率直に言って、かなり動揺していました。一方で、もともと自分がやろうとしていたことと、すでにやっていたことと方向性は同じであったため、協力要請には快諾しました。このように書くと長いですが、一瞬の出来事でした。

 

3年で3,000記事

やることは決まったものの、気になったのは、サイトの開始予定日が2016年11月という点です。開始までにある程度の量の記事をストックしておきたいというのが理由であり、それはごもっともなのですが、なにぶん、せっかちな性格なので、そこまで待てません(笑)。それに、鉄は熱いうちに打てというように、あまり間延びするのも良くないです。

ということで、新たに2016年9月1日を開始日と決め、ドメイン(businesshub.hk)の取得やサイト名(ビジネスハブ香港)の決定、ウェブサイトのグランドデザインなどの打ち合わせを進めるとともに、7月中旬から記事の募集を開始。中期目標を3年で3,000記事に設定し、8月中旬から記事の編集を始め、本日ここに無事立ち上がりました。いずれにせよ、3年で3,000記事という目標は自らぶち上げた以上、もはや後に引けません。

 

これから海外へ羽ばたこうとしている日本の若者へ向けて

本サイト立ち上げの主旨には、日本にいる日本の若者にもっと世界で活躍してもらいたいという願いが込められています。ただ、それじゃあ若くない人はダメなのかといと、そういう意味ではありません。この「若さ」というのは年齢のことではなく、気持ちのことです。いくつになっても挑戦している人は若者であり、逆に言えば、年齢は若くても挑戦せず、狭い世界に安住している人は老人です。

日本人というのは比較的慎重な人が多く、ある意味で着実ではありますが、他方で、もっと世界に向けて行動すれば活躍できるのにと感じるパワフルな人もいっぱいいます。そのような人達に対して、海外の良質な情報を提供し、彼らの情報収集に寄与することで少しでも不安を減らし、偉大なる海外ビジネスへの第一歩を踏み出す手助けができれば、編集者としてこの上ない喜びです。

本サイトが、これから海外へ羽ばたく日本人へ、そして、日本や日本人について研究熱心な海外の方に対して、少しでもお役に立てることを願い、はしがきの代わりとさせていただきます。

 

2016年9月1日
ビジネスハブ香港 編集長

鈴木陽介

ビジネスハブ香港編集長:http://businesshub.hk/category/suzukyblog/

(アイデアポート・トレーディング代表:www.ideaport.com.hk)

■ビジネスハブ香港:香港及び華南、アセアンの情報ステーション
「ハブとしての香港」をコンセプトに、香港及び華南、アセアンの「生」の情報が見られます。http://ideaport.jp/businesshubhk

□お問い合わせ
ビジネスハブ香港の記事に関するお問い合わせは下記までお願い致します。http://ideaport.jp/contactbhh

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ビジネスハブ香港について” に対して2件のコメントがあります。

  1. Hajime より:

    仕事はこれからです。頑張ってください。

    1. businesshub より:

      Hajime様、ありがとうございます。今後もぜひともご覧ください。

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