【アイサイト通信】設計業務におけるムダとは・・・?
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■「MRJ」と「下町ロケット」と・・・
11月11日に国産初の小型ジェット旅客機「三菱リージョナルジェット (MRJ)」が初飛行に成功しました。国産としての旅客機開発はYS-11以来53年ぶりだそうです。また、日曜日に放送されている「下町ロケット」というドラマでは、まさにMRJの様な日本の技術を結集した開発・ものづくりの様子が描かれており、数々の苦難を乗り越える主人公の姿勢や熱意が多くの共感を呼んでいます。
この2つの話題から、部品一つ一つに詰まった「思い」そして「ノウハウ」は企業にとって、とてつもなく重要な財産だということを改めて感じました。その一つ一つの部品から物を作り出す上で「設計」は必要不可欠な業務です。しかし、設計業務において日々起こる様々な「ムダ」が解消出来ないために設計者は負担を強いられているのが現状だと思います。どの様な場面で「ムダ」が発生しているのでしょうか。
◆ 設計作業におけるムダとは・・・
設計業務を進める上でのムダは以下のように言われてます。
(1)『人間の行動特性』
以下の四つの要素で構成される人間の行動特性は、設計プロセスの資源を無駄に消耗させ、遅延やコスト増加そして製品性能や設計品質低下を引き起こす原因となりえます。
・学生症候群的な意識:
納期ギリギリまで着手しない意識。結果として納期の遅延又は成果物の品質が低下する。
・自己予防線の意識:
早期に作業が終了した事実は、次回の仕事で不利になると上司に申告せずに自己防衛が働く意識。結果として作業が早く終了して浮いた時間が無駄に消費される。
・掛け持ち作業の同時性の意識:
特定の専門知識やノウハウを必要とする人材資源が限られている場合一人の人間に複数の作業を同時進行させようとする意識。結果として、納期遅延を引き起こす。
・パーキンソンの法則に基づく行動意識:
与えれた(または使える)時間やお金は全て使ってしまう意識。結果として計画予算は全て使い尽くすまで消費される。
(2)『設計知の不十分な活用』
企業間、組織間、又は設計者等によって知識ベースの共有化並びに再利用が十分に行われていないことです。設計知は再利用することで、設計作業の効率化と設計品質の安定化が実現出来ます。従って設計知を活用することが設計負荷の低減につながります。
(3)『不知の不知』
自己の不知を自覚していないことです。例えば知ったかぶり、思い込み、勘違い、誤った先入観等の人間の知的行動特性が含まれます。
設計業務に携わられてる方のみならず、仕事そのものへの取り組み方としても心当たりが有るのではないでしょうか?
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◆ ムダを減らすドキュメント管理システムとは?
新規からの設計作業を減らす為には、まず知識ベースの共有化が必要です。次に知識が再利用できれば設計開発コストの低減と時間の短縮につながります。
そして、共有化と再利用が継続されることで設計品質が安定します。「D-QUICK7」で情報を一元管理しませんか?
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◆解決ポイントとは…?
1.情報共有
簡単な操作画面で図面や文書等の情報が一元管理可能です!情報が一箇所に集まる事で煩雑さを感じる事無く、情報共有を行えます。今まで培った図面やノウハウに関する資料は、豊富な検索機能を使い、すぐに探しだすことが出来ます。
2.自動的に版管理
開く、編集する、閉じる。のわずか3ステップで自動的に版管理が可能です!同じ名前で保存が出来、常に最新版のみが表示される為「最新の資料がどれなのか分からない!!」
といった時間のロスやイライラする気持ちが軽減します。また、「間違えて上書き保存を押してしまった!」と焦る事もありません。もちろん、編集する前の旧版のデータを確認する事も出来ます。
3.安全に保管
元のデータを編集出来る方、出来ない方という様に、アクセス権限を付ける事が可能です。その為、関係者以外の方が元のデータを編集してしまうといった心配は要りません。情報を安心して一箇所で管理頂けます。
その他、様々な機能により、多くのお客様より「ムダ」の削減に成功した!とのお声を頂いております。
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■ITチャリティ駅伝に参加いたしました!
弊社創立記念日の11月15日(日)、お台場にて開催された『NIPPON IT チャリティー駅伝』にシルバースポンサーとして参加致しました!今年も約700チームと多くの参加者が集まり、会場は大賑わいでした。
「NIPPON IT チャリティ駅伝(NIT)」とは?
「駅伝」というスポーツを通じ、同じ目的に向かって参加者同士が助け合い、励まし合い、そして、未来を担う若者たちを支え合い、つながり合い、今を乗り越えようとする若者を支援したい。そんなテーマを持ち、1チーム5人、一人3キロで全15キロの道のりをたすきで繋ぐのです。また、この大会で得た収益は「うつ病」「ひきこもり」の方々の就労支援をしているNPO団体FDA (Future Dream Achievement)に寄付されます。
(NITとは?→http://www.nit-run.com/about.html より一部抜粋)
大会2日前から降り続いていた雨は、スタート直前に見事に上がり、綺麗な青空の下で走る事が出来ました!
昨年に引き続き、「怪我なく走り切ること」が目標のアイサイトチームでしたが、、、なんと昨年よりも大幅に平均タイムが上がり、順位も200番程上がっての完走が出来ました(^^)来年は、更に参加人数を増やし、社員全員の体力アップを目指したいと思います!
■編集後記
この時期になると海のものが美味しい時期になります。弊社の福山支店がある広島県は、殻つき牡蠣の収穫量が約10万トンで全国一位です。先日、福山支店の社員から聞いた話では「広島牡蠣は身が大きくとても美味しいよ!バーベキューセットの網の上に殻つき牡蠣を乗せて、片手にビールを持ちながら殻が開くのを待つのは至福の時間!!」との事でした。とっても羨ましいですね!是非一度本場の牡蠣を食べに広島へ行ってみたいものです(^^)
2015年11月
仙波克彦 / 社長 アイサイト有限公司
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