あなたは自分のことが好きですか?

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読書オタクが語る日本図書シリーズ 第20回

~『「最高の結果」はすべてを「捨てた」後にやってくる』(早川勝)を読んで学んだこと~

 

まずは自己肯定からはじめる?

 

年が変わり、新しい1年が始まってもう2週間が経ちました。皆さんもそろそろ2017年に慣れ、間違って2016年と書いたり打ったりしてしまうことも少なくなってきたと思います。

中国では、今年の春節は1月28日ですので、今は年末の忙しい時期ですが、いずれにせよ、この1月の1ヶ月間で、先月までの1年間に起こった良いことも悪いこともすべて一旦リセットして、次の1年に向けて新たな気持ちで臨みたいものです。

今回ご紹介する本は、タイトルがやや過激ではありますが、端的にいえば、現状に満足せず常に向上心を持ち続けなさい。また、コンプレックスのような心の荷物を整理し、自信を持ちましょう。というような内容が書かれています。

いずれとしましても、日本では新年になったばかりであり、中国では来るべき新年に向けて適した本であると思い、今回の本として採用しました。以下に、本書の中で一番気になった箇所を引用します。

 

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画像引用元:https://pixabay.com/ja/%E7%94%B7-%E7%AB%8B%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-%E8%B3%87%E8%B3%AA-%E5%BE%A1%E7%A4%BC-%E7%A5%9D%E8%B3%80-%E4%BA%BA%E9%96%93-%E5%85%A8%E4%BD%93-%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%95-%E5%AE%8C%E4%BA%86-1207675/

 

【この本のポイント!】

20 「自分好き」の効能を利用する

私は、敵を作ることを恐れず、嫌われることを気にせず、いいたいことをいう。
自己主張すべきことははっきりと自己主張し、自然体で本音を伝えてきた。
だからこそ、「本当のファン」に救われてきたのだ。

表面上の関係を取り繕って笑顔を作り、嫌われないよう努力していると、結局、嫌われることもないが好かれることもない。もし私が、いつも媚びた態度で相手の言動に振り回され、嫌われないように嫌われないように生きてきたとしたなら、結局は誰からも信用されずに「ニセモノの自分」と「ニセモノの仲間」との間で、表面上の人間関係しか構築できなかっただろう。

自分に正直に生きてきたおかげで、「不幸な人」が近寄ってこなくなった。

悪魔祓いみたいなものだ。
邪悪なコンプレックスを抱えているネガティブな人は、私と一緒にいると居心地が悪いらしい。
「自分が好き」という気持ちには、ドラキュラを遠ざける十字架やにんにくと同じ効果がある。

自分のコンプレックスを悟られないよう注力すると、相手がまったく見えなくなる。
よって、天使と悪魔の区別もつかない。

これでは、成功へ導いてくれる人と信頼関係を作るのは不可能だ。

コンプレックスが、人生の不幸を次から次へと作り出していることに、気がついてほしいものだ。

 

MASTER’S WORDS

おれは、かつて、
おれ自身に惚れこんだことがなかった。
自分に惚れこみ、
自分の才を信じて事を行えば、
人の世に不運などはあるまい。

司馬遼太郎

『「最高の結果」はすべてを「捨てた」後にやってくる』P98~P100

 

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画像引用元:https://pixabay.com/ja/%E7%A7%81%E3%81%AF-%E5%BC%B7%E5%BA%A6-%E8%87%AA%E5%B0%8A%E5%BF%83-%E8%87%AA%E5%B7%B1%E8%A7%A3%E6%94%BE-%E5%86%85%E7%9C%81-%E3%82%BB%E3%82%AD%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3-%E4%B8%BB%E6%A8%A9-741507/

 

要は、自分にウソをついても長期的に良い結果はもたらされないということです。人間生きている以上、様々な出会いと別れがあります。いろんな人と仲が良くなることがあれば、その反対に仲が悪くなり、最終的に絶縁するということも起こります。

自分の意見と相手の意見が違うのは、違う人間なので当然です。自己主張すれば必ず言い合いになります。ただ、そこで言い合いになって喧嘩別れしてしまうような関係であれば、それは、遅かれ早かれ決別することになる人間関係です。このような場合、私の経験上でも、どこかで違和感を感じながらも、大人げないからと対立することを我慢していたという場合が多いです。恐らくそれは相手も同じだと思います。お互いに無理していたわけですから、遅かれ早かれ別れが訪れるのは自然のことです。

些細なことで喧嘩になって関係が終了するときというのは何とも虚しいですが、ここは、悪縁を早めに切ることができて良かったと思うしかないでしょう。ここで大事なのは、どちらかが良い悪いではなく、自分とその相手とは縁が無かったと思うことです。すべてを相手のせいにすることも良くありませんが、必要以上に自己反省することも良くはありません。ただ単に縁が無かったと思い、またもっと別の良い縁が来ることを期待して日々精進すれば良いのです。

なお、個人的になるほどと思ったのは、「自分のコンプレックスを悟られないよう注力すると、相手がまったく見えなくなる。よって、天使と悪魔の区別もつかない。」という箇所です。自分を守ることで精いっぱいであるため、相手がどういう人間かを見極める余裕がなく、結果として痛い目をみるということでしょうか。この箇所を読んで、ギクッとされた方は、きっと私だけではないと思います。

 

みなさんも、この一年は、まずは自分に素直になるところからはじめませんか?

 

一介の読書オタクより

 

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画像引用元:https://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E6%9C%80%E9%AB%98%E3%81%AE%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%80%8D%E3%81%AF%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%82%92-%E3%80%8C%E6%8D%A8%E3%81%A6%E3%81%9F%E3%80%8D%E5%BE%8C%E3%81%AB%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8B-%E6%97%A9%E5%B7%9D-%E5%8B%9D/dp/4862804071/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1484319053&sr=8-1&keywords=%E3%80%8C%E6%9C%80%E9%AB%98%E3%81%AE%E7%B5%90%E6%9E%9C%E3%80%8D%E3%81%AF%E3%81%99%E3%81%B9%E3%81%A6%E3%82%92-%E3%80%8C%E6%8D%A8%E3%81%A6%E3%81%9F%E3%80%8D%E5%BE%8C%E3%81%AB%E3%82%84%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%8F%E3%82%8B

 

参考図書:『「最高の結果」はすべてを「捨てた」後にやってくる』
発行年月:2014年6月
著者:早川勝(はやかわ・まさる)
発行所:総合法令出版

※本記事の写真はすべてイメージです。本記事は参考図書の一部を引用したうえで、個人的な感想を述べているに過ぎません。参考図書の実際の内容は、読者ご自身によりご確認ください。

 

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