WeChatのミニプログラムの開発者IDを取得する

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アイデアギアのモノづくりニュース 第13回

~外国人は会社名義で登録する必要がある~

 

IoTをWikipediaで調べると:

 

IoT【Internet of Things】とは、コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々な物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信することにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/モノのインターネット

 

ということで、とりあえずmciro:bitを用いて、Pythonでつくったプログラムを走らせることでモノに対して測定と通信機能を付帯することができますが、そのデータを蓄積(主にサーバー)し、分析(主にAI)し、さらに可視化(主にディスプレイ)して初めて人間が活用することができます。

表示させるところはスマホにしたいのですが、いきなりスマホアプリをつくるのはハードルが高過ぎます。まずは速やかにプロトタイプ一つをつくることが大事ですので、自分でハンダ付けしたり、Pythonのプログラムを書くことはしなければいけませんが、他のところは極力省略したいです。

ということで、スマホアプリをつくる代わりに、WeChatのミニプログラムを上手に活用できないかを試すために、まずは開発者IDを取得することにしました。

 


まずは、WeChatの公式アカウント(https://mp.weixin.qq.com/)のプラットフォームを訪問します。そして、注册(登録)から小程序(ミニプログラム)を選択します。その後は画面の案内に沿ってメールアドレスとパスワードを登録します。

 


アカウントを取得したら、ミニプログラム開発者の登録をします。基本的に中国人(要は、中国の身分証明証を持っている人)であれば、個人や団体など、さまざまな名義で登録できますが、それ以外の海外の人は会社でしか登録できません。ただ、私の場合は深セン法人がありますので、その会社名義で登録しようとしましたが、この場合は中国の身分証番号を入力する必要があったため、仕方なく香港の会社名義で登録しました。この場合は、身分証はパスポート番号で大丈夫です。

 


無事、開発者登録は済みました。この画面から操作して開発者IDを発行してもらうことができます。

これでミニプログラムの開発は可能となりましたが、これを公開するとなるとさらに会社の登記情報や口座番号など細かな情報を入れねばならず、さらに審査も必要なため、アプリを公開するには一定のハードルがあります。今回は自分でつくって自分で使ってみるだけですので、とりあえずこれらの情報の入力は保留にしました。

 


開発用のアプリをダウンロードすると、右端のアイコンのようなものがパソコン上に現れます。

 


パソコン上でアプリを起動すると、微信(WeChat)開発者工具(ツール)と書かれたQRコードが画面上に表示されますので、スマホのWeChaからスキャンして起動させます。

 


すると、こちらの画面に切り替わりますので、左側の小程序項目(ミニプログラムプロジェクト)を選択します。

 


こちらは次の画面です。後は実際に開発するだけです。

 

では、続きは次回とします。

 

アイデアギア・クリエーター
鈴木陽介

アイデアポート・グループ代表
www.ideaport.com.hk

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