三元里の卸問屋街 前編

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香港華南地区問屋街リポート 第6回
~三元里駅の紹介とA出口から行く皮革製品の問屋街~

 

広州市越秀区には「三元里」という場所があります。ここは全国的にもアパレル・美容関係の問屋街としてとても有名で、世界中のバイヤーが毎日のように押しかけています。また、他の問屋街と比べて、特にアフリカ系と思われるバイヤーさんが多いのも一つの特徴です。

問屋街はこの三元里から広州火車駅までの一帯すべてに広がっており、よって、一度にすべてを紹介することは困難です。ですので、まずは、地下鉄「三元里駅」から徒歩で行ける範囲を複数回に分けてご紹介します。

 

今回の目的である地下鉄「三元里駅」は、地下鉄2号線上にあります。

 

1.広州白雲国際空港から行く場合

海外や中国の遠方から三元里に来る場合は、広州白雲国際空港を利用するのが一般的です。空港から地下鉄3号線に乗り、「嘉禾望崗」で2号線に乗り換えれば着きます。所要時間は1時間弱です。

 

2.広州東駅から行く場合

香港や深センなど、比較的近場の都市から三元里に来る場合は、高速鉄道を利用して広州東駅に降り立つのが一般的です。この場合、東駅から地下鉄1号線に乗り、「公園前」で2号線に乗り換えて北上する方法と、地下鉄3号線に乗り、一旦北上してから「嘉禾望崗」で2号線に乗り換えて南下する方法の2つの行き方がありますが、後述の3号線→2号線のルートの方が人は少ないのでお勧めです。

 

 

 

なお、三元里の由来や歴史的背景などは、他のサイトなどに掲載されていますので、ここでの説明は割愛します。それでは、駅までの行き方はこのくらいにして、実際の問屋街についてご紹介します。

 

今回は三元里駅A出口付近を探索します。

A出口の地上へ出たら、左手側に高速道路を仰ぎつつそのまま真っ直ぐ進んでください。

暫く歩くと、右手側に「O2O国際皮革五金城」という建物が見えます。

中に入るとわかりますが、比較的新しい建物です。

地下1階~3階までの4層の建物で、ほとんどのお店が皮革製品とその部品を扱っています。

こちらはジッパーを扱っているお店です。日本の〇KKと名前が似ていますが。。。

こちらは皮革製品を扱っているお店です。

広州火車駅~三元里の一帯は何度か訪れたことがありますが、この「O2O国際皮革五金城」のことはまったく知りませんでした。最近の傾向として、昔ながらの一店舗ずつの問屋街を排して、このような集合デパート的な建物を増やしているような気がします。

入居者の家賃が従来型と比べて上がると、それが価格に跳ね返ってきますので、仕入れ業者としては手放しに喜べることではないと思いますが、治安などの安全面や衛生面、効率などを考えると、このような建物が増えるのも一概に悪いとはいえないと思います。

 

では、次回はD出口側をリポートします。

 

問屋街オタク

鈴木陽介

 

ビジネスハブ香港編集長:http://businesshub.hk/category/suzukyblog/

(アイデアポート・トレーディング代表:www.ideaport.com.hk)

 

※本記事の写真はすべてリポーターが撮影した写真です。本記事の目的は問屋街の存在を周知することであり、内容の真偽に関しては責任を負いかねます。本記事が提供する情報につきましては、読者自身のご判断によりご活用ください。

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