秋風とともに吹いてくるいい匂い――煲仔飯(バオザイファン)
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広州食ルポ その二
広州はもう秋の風を吹き始め、少々涼しくなった。なんとなく暖かいものを食べたいのだ。こういう時、煲仔飯(バオザイファン)の味を思い出した。
煲仔飯(バオザイファン)は「瓦鍋飯」とも呼ばれ、土鍋で米と肉を炊く料理であり、広州で生まれたものである。
オーダーしたあと作るので、食べる時もまだ冷たくない。しかし、煲仔飯はただ米と肉を一緒に炊くこういう簡単なことではない。まず生米を炊き、そろそろできる時、肉を入ってまた一緒に炊く必要がある。そして、火加減のコントロールに厳しい要求する。
煲仔飯
撮影:黄燕
ゆえに、煲仔飯の魅力は二つのところがあると思う。一つは肉の汁を吸収し、土鍋で炊くご飯であり、もう一つは焦げ飯なのだ。土鍋で炊くご飯はもっと香りが強く、しかも歯ざわりもよく、さらに肉の汁を吸収し、すごくおいしいと思う。火加減がいい場合も、焦げの部分もおいしく、歯ざわりがカザカザするが、肉と一緒に食べると、なかなか別の風味がある。
ちなみに、私が最も好きな煲仔飯は腸詰め煲仔飯である。広州には、腸詰めは秋の代表の一つである。ご飯は腸詰めの油を吸収し、匂いがもっとよくなり、味もおいしくなる。そして、腸詰めも脂っこい感じを減少できる。このおいしさは、まさに広州の秋の味と思う。
腸詰め煲仔飯
撮影:黄燕
煲仔飯の調理は簡単で見えるが、実は注意すべきところは多い。料理人は経験がないと、美味しい煲仔飯が作れない。今日の風、煲仔飯の匂いがあるようだ。
参考サイト:https://baike.baidu.com/item/%E7%85%B2%E4%BB%94%E9%A5%AD/6013357?fr=aladdin
筆者:黄燕
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